10年振りに再会の Y.Y 君 に Standing Ovation !   2025/02/25

  
  「徳田先生ですか、お元気ですか。英語でお世話になったYです。ご挨拶にお伺いし  
 たいですが、空いている時間はありますか」と、突然丁寧な電話があった。その声に
 聞き覚えがないし、名前もすぐにはY君本人と結び付かなかった。
 
   約束の日約束の時間に、Y君が訪ねて来た。教室の玄関先にY君を出迎え、Y君の笑 
  顔の表情を一目見て、すぐにY君だと分かった。その表情は、若き日の面影を残して
    はいたが、凛とした、礼儀正しい大人の顔立ちに変わっていた。普段着の服装とは対
    照的に、表情の奥には、試練を経験したある種の厳しさが宿っていた。
 
         Y君は10年振りに日本へ里帰りした。10年前、彼は百道浜のS高校を卒業後、 
  ハンガリーの国立大学の医学部で学ぶために日本を離れた。大学での講義は英語で
  行われた。専門科目を英語で読み、英語で論文を書き、英語でプレゼンテーション
  を行った。加えて、現地の言語、文化、食生活、異なった価値観、異なった習慣の
  異文化の中で彼は10年暮らした。彼は深刻なカルチャーショックを経験し、それを
  克服した。
 
    彼はハンガリーでの10年の厳しい研鑽を経て、EU域内で働ける医師免許を取得し
  た。10年振りの日本への里帰りは、日本の医師国家試験を受験するための帰国だっ
  た。将来はアメリカの医師免許を取得後、アメリカで働くことを夢見ている。
 
    Y君の夢が実現することを切に願っている。彼の10年に及ぶ異国での研鑽に、
  Standing Ovationを贈りたい。長年、物心両面でY君を支援し続けたご両親に敬 
  意を表したい。10年振りの帰国時に、多忙の中、私の英語教室を訪ねてくれたこと
  に感謝の念で一杯である。お土産のベルギー産チョコレートは、涙が出るほど嬉し
  かった。